読み込み中
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

38度は病院に行くべき? 赤ちゃんが高熱を出したときのケース別対処方法

このコラムにありがとう

目次

友だち追加 新着記事をお知らせします!

子供が高熱を出すと、ママはどうしようもなく不安になりますよね。ただの風邪なのか、他の病気なのかの判断はできないと、自宅で様子を見るべきか、病院へ行くべきか、とても迷うと思ってしまいます。そこで今回は、子供が発熱した時の対処法や、どんな状況の場合に病院へ連れて行くべきなのかの目安についてご紹介します。

この記事の監修ドクター

おひさまこどもクリニック金髙太一先生 十条駅すぐ。小児科専門医。3児の父。感染症、アレルギーが得意です。HPも自信作です、ご覧下さい。 http://ohisamakodomo.com/

赤ちゃんが38度以上の高熱を出すことはよくあること?

110056594

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

赤ちゃんの急な発熱は、それ程珍しいことではなく、ついさっきまで元気だったのに、気がつけばお熱が…ということは、むしろよくあることです。

特に、生後6か月に入る前には、赤ちゃんが熱を出した時に備えて、ママは準備をしておく必要があります。生まれてきてから半年間、赤ちゃんはママからもらった免疫力に守られています。しかし、生後6か月頃になると、その免疫力が落ちてきた影響で突然発熱する事が増えてくるからです。

赤ちゃんの発熱の中でも特に注意したいことは、生後3ヶ月未満での発熱です。この時期は、母親からもらった免疫があるため、発熱や風邪をひくことは一般的に少ないと言われており、何か重大な病気が隠れている可能性が考えられます。3カ月未満の新生児が38度以上の高熱を出した場合は、早めに小児科を受診するようにしましょう。

赤ちゃんが高熱を出すときの原因

97121046

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

赤ちゃんは体温調節機能が未発達なため、急に高熱を出すことは度々ありますが、しばらく高熱が続くと、ママは本当に心配になりますよね。赤ちゃんが高熱を出す原因は、「風邪」と「風邪以外の病気」の2つに分類することができます。

風邪の場合は、1~2日は38度以上の高熱が出ますが、3~4日で熱が下がっていきます。熱が出はじめてから4~5日たっても下がらない場合は他の感染症などにかかっている疑いがあります。特に冬場は感染症が流行しやすい時期なので注意して赤ちゃんを観察するようにしましょう。

高熱を出したときの対処方法

123199162

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

一般家庭で的確な病状判断をするのは、なかなか難しいかもしれませんが、医師や看護師でないと赤ちゃんの病気がわからないのかというと、決してそうではありません。いつも一緒にいるママだからこそ、赤ちゃんの体調に関しても「これは風邪?いや、違う病気にかかっているかも。」と素早く感じ取ることができるのです。

熱が高くても機嫌が良ければ、さほど大した状況ではありません。熱は高くないものの、ずっと横になってばかりいるとか、泣いてばかりの時のほうが心配です。判断時に大事なのは熱の高さではなく全体を確認することです。注意深く赤ちゃんの様子を観察して不安な場合は受診するようにしましょう。

【対処ケース①】病気ではなさそう(熱が一時的で元気)な場合

室内の温度が高い、外気が暑くてほてっている、ばたばた動いた後で熱がこもっているなど、熱は病気以外でも上がる場合があります。こういった時は、着ている洋服を1枚脱いでみるとそれだけで熱が下がったりすることもあります。たとえ元気そうでも、赤ちゃんはとても脱水症状になりやすいので、水分をこまめに与えてケアしてあげることも、忘れないようにしましょう。

また、高熱が出てつらそうにしている子供を見ていると、解熱剤を使って熱を下げてあげたいと思うかもしれませんが、風邪などの場合はウイルスと戦い抗体を作り、ウイルスの繁殖を防いだりするために体が反応して熱を出しているので、安易に解熱剤で熱を下げることは控えましょう。逆効果になりかねません。

【対処ケース②】突発性発疹が出ている場合

鼻水が出ているわけでも咳をしているわけでもなく、高熱なだけで、その他の様子は普段と全く変わらず元気に遊んでおり、食欲がある場合には、突発性発疹であるかもしれません。突発性発疹とは、お母さんからもらった免疫力の効果が切れ、ヒトヘルペスウイルスの一種に感染する事で、生後6か月から1歳頃になるまでの間にかかる子が多く、突然高熱を出しつつも、それ以外には何の症状も出ない特徴があります。

熱が高いので病院へ行き解熱剤を処方してもらう必要がありますが、基本は安静に過ごして自然に回復するのを待つのみです。熱が引いた後に体中に赤い発疹が出来ますが、これもだいたいは3日もすれば綺麗に消えてなくなりますので、安心しましょう。ただし、発疹の出ている期間はふだんより機嫌が悪いことが多いです。

【注意】赤ちゃんの熱が出た時にやってはいけないこと

●厚着させて汗をかかせる 「熱が出たら汗を無理やりにでもかいて体温を下げるといい」という方がいますが、赤ちゃんの場合、熱が体内にこもり、熱が余計に高くなってしまいます。体温調節機能も発達していないので、たくさん汗をかいて効率よく放熱することもできません。服や布団の枚数は増やさず、汗をかいたらこまめに取り替えてあげましょう。

●無理にお風呂に入れる 赤ちゃんがたくさん汗をかいていると、ついお風呂に入れてあげたくなりますが、思っている以上に体力を消耗するため、高熱時や元気がない場合は控え、濡れタオルやハンカチで汗を拭きとってあげましょう。

●部屋を閉めきる 換気をしないと、部屋が風邪のウイルスでいっぱいになり、他の家族に移る可能性が高まります。寒い季節でも部屋の空気を入れ替え、室温は20度、湿度は60%を目安に環境を整えましょう。

病院へ行くべきか判断するための症状と基準

180408885

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

痙攣がある、呼びかけに反応が悪い

痙攣は5分以内におさまることが多く、その後はしばらくぼーっとしたり眠ったりします。そして次第に意識がはっきりしてきます。まずはその場でじっと静かにさせ、苦しそうであれば背中をさすってあげるなどして様子をみましょう。痙攣の動きが診断の参考になることもあるので、様子を説明できるように見ておきましょう。

ただし、以下の症状がみられた場合は、脳症や脳炎、化膿性髄膜炎など重症な病気が潜んでいるかもしれませんので、緊急処置と精密検査が必要になります。その場合は、早急に救急車を呼んで、医療機関に相談しましょう。

•顔色が悪い •痙攣後も手足の動きが芳しくない •10分以上の痙攣 •痙攣を繰り返す •意識が戻らない、戻っているか分からない

発疹は、突発性発疹だけとは限らない

発疹が出たからといって、すぐ突発性発疹だと判断するのは良くありません。発熱してからどの段階で発疹が出るかによって、以下のような重大な病気の可能性があるからです。これらの病気の場合、早急に処置が必要ですので、すぐに受診して下さい。

●突発性発疹 発熱が3~4日続く 熱が下がると同時に発疹が出て数日で消える

●麻疹(はしか) 高温(39℃以上)の熱が3~4日続いて発疹が出てくる 発疹後も3日くらい高熱が続く

●風疹(三日ばしか) 発熱(38℃が主)と発疹がほぼ同時に出て、3日くらいで両方とも消える

●川崎病 38.5℃以上の熱が続く 発熱の2~5日目に発疹が出ると同時に、いちご舌・唇が真っ赤になる・両目の充血・手足の裏の腫れ・BCGの跡が赤くなるなどの症状が出る

●水疱瘡(みずぼうそう) 熱は出たり出なかったりで、全身に発疹が出てあっという間に増える

目の充血は、プール熱や川崎病の疑いあり

発熱と共に目が充血しているという場合は、夏季に多いプール熱の可能性があります。まずは眼科を受診してください。 また、充血を伴う発熱で疑われる病気は、川崎病です。川崎病は1~4歳で多く発症し、目の充血と発熱以外にも発疹や唇が真っ赤になる、いちご舌、手足の裏が腫れる、BCGの跡が赤くなるなどの症状が表れます。発症後は早急の処置が必要な病気なので、すぐに受診するようにしましょう。

鼻水・くしゃみは、ウイルスが関係している?

鼻水、くしゃみ、発熱の症状がある場合は、ウイルス性感染症にかかっている可能性がとても高くなります。風邪症状から発熱する場合も多いため、この段階で悪化しないように手を打つのが理想です。 しっかり休息を取る・寝るしかないと言われますが、小さい子ほど、鼻水があったら授乳も困難で食欲が落ち、鼻が詰まって眠れないなど、心配になることでしょう。風邪に効く薬はなく、対症療法しかありませんが、鼻づまりや咳に対応した風邪薬を出してもらえば症状は軽くなる可能性もあります。

嘔吐、下痢の場合は、胃腸炎の可能性あり

下痢の時と嘔吐の時にはウイルス性の胃腸炎に感染している可能性が高くなっているので、その時のオムツや嘔吐の処理には、手袋をつけるか入念に手洗いをすることを忘れないようにしましょう。マスクもして、出来れば使い捨てのエプロンなどをつけて行うと感染対策になります。身近にいる方は感染リスクがとても高いので、慎重にお世話をするようにしましょう。

耳が痛い・耳を触る・耳の下が腫れる場合は、耳鼻科を受診する

耳に異変がある場合は、中耳炎や外耳炎などになっているかもしれないので、耳鼻科や小児科を受診してください。急性中耳炎の場合は耳を冷やすと痛みが緩和されることもあるので、子供が耳を痛がって眠れないなどの場合は、保冷剤にガーゼなどを巻きつけ耳に当てます。耳の下が腫れてくるという症状は、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)や、それ以外にも反復性耳下腺炎、首のリンパ節炎、蜂窩織炎などが疑われます。

咳で眠れないのは、クループ症候群や肺炎支炎、喘息の可能性あり

咳は体温が高くなると出やすいため、眠りにつく前や寝ている間に咳が目立つ事があります。また、横になっていると鼻水と痰が喉にたまりやすくなってしまい咳が出るようです。 コンコンと乾いた咳から湿った音のゴホンゴホン、というものまで様々、いつもと違う咳をしている時は要注意です。肺炎などの場合には早急に手当しないと悪化して「入院治療」になってしまう可能性もあるので、診察をうけて治療の相談をしましょう。

まとめ

175728082

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

いかがでしたか?赤ちゃんの熱が下がらない時は、体温の高さだけでなく、食欲の有無や機嫌の良し悪しなど、赤ちゃんの状態を落ち着いて判断することが大切です。赤ちゃんは、まだ自分で自由に動けないので、温度調節や水分補給のサポートが必要です。脱水症状にならないよう、経口補水液やお茶、ミルクなどを数回に分けて少量ずつ飲ませてあげて下さい。 最終的には赤ちゃん自身の力で熱が下がるのを待つしかありません。機嫌が良い時は安静にさせておくことが一番です。この時期はママにとって不安かもしれませんが、長い目で見て看病してあげましょう。


関連記事


情報提供元:マイナビウーマン子育て

友だち追加 新着記事をお知らせします!

更新日:2016年12月15日

この記事に投票する

回答せずに結果を見る

SNSでも新着記事をお知らせしていますmichill 公式アカウント

ログイン・無料会員登録