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双子は自然分娩できる? その確率や体験談も紹介

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双子を妊娠した場合、「自然分娩は難しい」「帝王切開での出産になる」といったイメージはありませんか?ところが、自然分娩で双子の出産をしているお母さんも少なくないんですよ!双子の自然分娩はどのくらいの確率でできるのでしょうか?体験した方のお話も交えてご紹介します。

この記事の監修ドクター

國井 優衣子先生 日本産婦人科学会産婦人科専門医。 順天堂大学医学部付属順天堂医院勤務後、都内近郊の産婦人科クリニック及び不妊治療クリニックにて、研鑽を積む。テレビラジオ、婦人雑誌など出演多数。産婦人科受診の『怖い、痛い、かかりたくない』イメージを払拭すべく、『怖くない、痛くない、かかって安心した』という女性がより一層綺麗になる診療を心がけて、活躍中。女医+(じょいぷらす)所属。

双子の自然分娩は不可能ではない

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リスクを考えて帝王切開になるケースが多い双子の妊娠。ほとんどの人が双子を出産するには帝王切開しかない、というイメージを持っているのではないでしょうか?

実は妊娠の経過が順調であれば双子の場合でも自然分娩できる可能性があるのです。病院によっては双子など多胎の場合は条件なしに帝王切開になることがありますが、多胎であっても自然分娩をしている病院で、出産の条件をクリアすれば、双子の自然分娩も可能となるのです。

双子でも自然分娩ができればパパが出産に立ち会うこともできますよ!

帝王切開が多い理由3つ

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双子の出産で帝王切開が選ばれる場合が多いのには理由があります。それは双子を自然分娩する時のリスクを回避するため。多胎の自然分娩リスクは次のようなものがあります。

①赤ちゃん同士の身体やへその緒がからまってしまったり、先にへその緒が出てきたりする

へその緒が絡まるのは単胎でも起こりうることですが、双子では第一子を出産後、第二子のへその緒が先に出てきて挟まってしまったりすることがあります。お腹の中に2人の赤ちゃんがいるため、その可能性が高くなります。

②分娩後、弛緩出血が起こりやすくなる

弛緩出血とは、出産後子宮の筋肉が伸びきったまま収縮せず、胎盤がはがれたあとがうまくふさがらずに出血量が増えてしまうことですが、実は経腟分娩でも、帝王切開の場合でも起こりうるリスクです。しかし、双子を妊娠することで単胎よりも子宮がさらに大きく伸びることで起こりやすくなることなので、多胎妊娠の場合のリスクともいえます。

③分娩中に微弱陣痛や分娩遷延が起こりやすくなる

第一子を出産した後に子宮内の圧が下がって陣痛が弱くなってしまいお産が進まなくなるケースもあるので、第一子は自然分娩でも第二子は帝王切開に切り替わる場合もあります。赤ちゃんへのトラブルは第一子よりも第二子に起こる場合が多いです。それは第一子が産まれると子宮にスペースができるので、第二子に胎位異常(骨盤位や横位)が起こることが多いからです。こうしたトラブルを未然に防ぐために、予定帝王切開で出産するケースが多いのです。

双子の自然分娩ができる条件と確率

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双子を自然分娩するには様々な条件ををクリアしておく必要があります。双子の自然分娩ができる条件をご紹介します。

条件①多胎の自然分娩を行っている病院を選ぶ

産院によっては多胎の場合は必ず帝王切開というところもあります。また、助産院では緊急のトラブルに対応するような医療行為はできないので、双子の場合は助産院での出産はできません。

条件②母子ともに経過が順調であること

妊娠週数が34週を過ぎていて、お腹の赤ちゃんの二人とも逆子になっておらず推定体重が1800g前後になっていること。前期破水の危険性が少ないことなどがあげられます。これらの条件は病院によって違いもあり、妊娠週数が32週以降、第一子のみ頭位、推定体重が1500g以上を条件としているところもあります。

条件③経産婦の場合は、前回の出産が自然分娩であること

一度子宮を切開していると、その部分の組織が硬くなり柔軟性が失われます。そのため妊娠の過程や出産時の陣痛などで子宮破裂といったリスクが出てくるからなのです。

双子を自然分娩できる確率は?

このように双子の自然分娩には色々と条件があることがわかりました。では実際に双子を自然分娩できる確率はどのくらいなのでしょうか?

双子の帝王切開の出産の割合は6~7割といわれています。これは「もとは自然分娩の予定が緊急帝王切開になった」「多胎は帝王切開しか受け入れていない病院だった」というケースを含むので、自然分娩で双子を出産できる確率は意外と高いのかもしれません。

双子を自然分娩するときの費用

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出産にかかる費用というのは病院によって違いますし、妊娠・出産の経過によっても変わってきます。みんなが同じ金額ということではないのですね。

ですが、健康保険に加入している人であれば全ての人が子供一人につき42万円の補助を受けることができます。子供一人につき、ということなので双子の場合は84万円、三つ子であれば126万円受け取ることができます。

出産後に申請してだいたい2週間から2か月後くらいに受け取ることができます。平成21年10月から開始された出産一時金直接支払制度という制度では、出産一時金が直接病院に支払われるのでその差額負担だけで済みます。

具体的には単胎の自然分娩での出産にはおよそ30~70万円ほど、そして帝王切開では50~75万ほどの費用がかかるといわれています。

食事や施設内容などが充実している病院では100万円近くなるところもあるようです。このように、出産にかかる費用は人によってまちまちなのです。

双子は費用が2倍かかる?

双子の場合は単純に赤ちゃんの数が倍になるので、出産の費用も2倍かかるのかというとそうではありません。分娩費や入院費というのはお母さん一人にかかってくるのでそこは子供が一人でも二人でも同じなのです。

ただし、産後の赤ちゃんの入院費の部分は二人分必要になってきます。仮に一人に1日1万円かかるとして、産後5日間入院したとしたら約10万円になるということです。

双子の場合でもお母さんにかかる費用は単胎と変わりないので、出産費用が全体で2倍になるのではなく、あくまで赤ちゃんのケアや看護料が2倍になるということなんですね。

もし、出産の際に帝王切開になれば異常分娩となるので健康保険が適応されます。手術費用などの項目で、自己負担は3割程度で済みます。さらに高額療養費という制度も利用できるので一定金額を超えた分については負担の必要がなくなります。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。近年では不妊治療を受ける人が増えていることに伴い、双子の妊娠が増えています。今後、双子の自然分娩のケースも増えていくのかもしれません。双子を自然分娩するには条件とリスクがあり、考えたら不安になるお母さんも多いと思います。それでも自然分娩ができればお父さんが赤ちゃん誕生の瞬間に立ち会えるチャンスです。

リスクとベネフィットを出産前にきちんと把握して、お産に臨めれば、双子の場合は、出産も産後も一度に赤ちゃん二人分なので大変さは2倍ですが、喜びや幸せは何倍にもなりそうですね。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

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更新日:2017年1月17日

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