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【医師監修】基礎体温からわかる6つの事!あなたの排卵期は低温?高温?

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女性なら一度は聞いた事のある基礎体温。 実際に基礎体温をつけてグラフ化するなどし、自分の生理周期の確認をしている人も少なくないでしょう。 基礎体温をつける事で自分の体内で起こりうるホルモンバランスの変化や妊娠確率が高くなる排卵前後の予測が立てられるでしょう。

この記事の監修ドクター

むさしのレディースクリニック院長大田昌治先生 武蔵境駅北口より徒歩2分の助産師がいる産科・婦人科クリニックです。 いつも患者様に寄り添っていける産婦人科のかかりつけ医でありたいと思っています。女性のトータルライフをサポートしていきます。 http://musashino-ladies.jp

排卵期の体温はどうなっている?

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女性の場合、妊娠を計画する際には自分の排卵日を知る事で妊娠する確率を高めることができます。排卵日は基礎体温を日々測りつけていくことで予測がつきますので、婦人科では不妊治療の際には初期段階からつけるように勧められるでしょう。

まずは月経周期について知ろう

月経周期とは月経(生理)がスタートしてから、次の月経がスタートする前の日までの期間を示します。この月経周期を別名称で性周期や発情周期と呼ぶ場合もあります。また月経周期は個人差があるものの正常とされる月経周期は25日〜38日、24日以内の短周期を頻発月経と呼びます。一方で39日以上の長期周期を稀発月経と呼びます。

女性の一般的な基礎体温パターン

女性の基礎体温のパターンは低温期と高温期の二相性です。これは排卵がある女性だけに見られる基礎体温のパターンで、男性には見られません。高温期と低温期の体温差は0.3度以上とされていて通常の高温期は14日程継続します。妊娠をしていなければ体温が下がり生理がやってくるという仕組みです。この高温期と低温期は以下で説明する2つの女性ホルモンが深く関係しています。

・黄体ホルモン(プロゲステロン) 黄体ホルモンは排卵後から次の生理開始まで分泌され、子宮内膜を厚くして妊娠の準備をする女性ホルモンです。体を温める機能もあるため黄体ホルモンが分泌され始めると、高温期がスタートする事になるのです。この時の体温は0.3度ほど上昇するでしょう。

このホルモンが原因で生じる主な症状は次のようなものです。 ・腹痛、頭痛、気持ちの浮き沈み ・水分を蓄えるため体重増加やむくみやすくなる

ちなみに黄体ホルモンがスムーズに分泌されない黄体機能不全では不妊や流産リスクが高まります。

・卵胞ホルモン(エストロゲン) 生理が終了する頃から排卵にかけて分泌されるホルモンです。エストロゲンが分泌されている時期は比較的、肌の調子が良くイライラもないでしょう。女性にとって体調も心理面も落ちついている時期と言えます。

このホルモンが原因で生じる主な症状は次のようなものです。 ・肌にツヤがあり肌トラブルが発生しにくい ・自律神経が整うため何にでも前向きにとりくめる ・食欲もコントロールされるためダイエットが成功しやすい

この2つの女性ホルモンが女性の一生の中で深く関わりを持ち、生理や妊娠を維持するのです。

排卵期の体温について

ここで注目したいのが排卵期です。妊娠を望んでいる人にとっては見逃してはならない大切な体温変化だと考えましょう。

排卵期は低温期から高温期に入る直前に体温がぐっと下がる「陥落日」が見られます。この日を含めた前後1日〜2日の間に排卵が起こることになるのです。ちなみに「陥落日」を排卵日と思い込んでしまうケースも多いのです。

必ずしも「陥落日」だけが排卵日だと思い込まないようにしましょう。排卵は主に「陥落日」を境に体温が上昇する過程にあります。

基礎体温で排卵日は特定できる?

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基礎体温で排卵日は特定できるのでしょうか。特定できれば妊娠を望む人にとってはとても効率良い方法の一つと言えるでしょう。

そもそも基礎体温とは?

基礎体温は毎日同じ時間に朝起きる前に測る体温です。通常は舌の裏に基礎体温計を挟んで測ります。女性の体を司る2つの重要なホルモンが正常に働いているかを把握するのに重要な意味を持ちます。基礎体温によって得られた情報は自分の健康や美容のバロメーターとして活かす事ができるでしょう。

基礎体温でわかること

基礎体温と聞くと妊娠を望む人や妊娠を避けたい人が取り組むものと捉えがちですが、必ずしもそれだけではありません。もちろん基礎体温をつけ続ける中で排卵の有無や時期も把握できる事は間違いありません。基礎体温で得られる大きなポイントは「黄体ホルモン」「卵胞ホルモン」の分泌による女性ホルモン変化が正常に行われているかどうかです。

それによって以下のような体のバロメーターが理解できるでしょう。

・排卵が正常に行われているか ・妊娠しやすい時期 ・更年期の早期発見 ・ダイエットしやすい時期 ・気分が優れている時期、優れていない時期 ・体調が良い時期、悪い時期

これらが基礎体温の変化から把握できれば「旅行に行く日」や「ダイエットし易い日」などを計画的に生活に盛り込めるでしょう。また、肌荒れしやすい時期にはいつも以上に念入りにスキンケアを行ったり、脂っこい食べ物を控えたりすることもできるのです。

基礎体温の上手な測り方・見方

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自分の健康管理に役立つ基礎体温を早速測ってみましょう。それにはいくつかの決まりや注意点などがあげられます。また基礎体温を測っていくうちに正常な二相性が認められない場合は、体の変化や何らかの問題が予測されるため婦人科医の受診が必要になるケースもあるでしょう。

基礎体温の測り方

まず、枕元にメモリの細かい婦人体温計と基礎体温グラフを用意しましょう。

起床したらすぐに床に入ったまま婦人体温計を舌の下に入れて体温を測ります。この時、水銀タイプの体温計ならば5分程度の所要時間がかかります。最近は3分程度で計測できる電子体温計なども販売されています。また自動的にグラフ化されたり目覚まし機能が付いていたりする電子体温計もあるため、とても便利です。基礎体温表はドラックストアなどでも購入できますが、基礎体温の記入だけでなく 備考欄があれば尚良いです。

数値をグラフに記載し前日の点と繋いでいきます。また、備考欄には基礎体温に影響しそうな出来事を記載しておきます。例えば性交の有無や風邪などの体調に纏わる事柄です。

■注意するべき点 起きたら体を動かさずに測るということが大切です。体を動かしてしまうと体温が上昇してしまうからです。また、なるべく同じ時間に測りましょう。職業上なかなか同じ時間に測る事ができない人は起床したら測るようにしましょう。

■基礎体温に影響を与えてしまう生活に注意!

基礎体温は以下にあげるように前日の行動や食事などにも左右されることがあります。このようなことが思いあたるならば、基礎体温表の備考欄に忘れずに記載しましょう。後に、自分はどのような生活の変化でホルモンバランスが乱れやすくなるのかが解りやすくなります。

・飲酒をした ・電気毛布や電気アンカの使用 ・起床する前のトイレ ・少ない睡眠時間 ・寝汗 ・高カロリーな食事

高温期、低温期のチェック方法

毎朝記載している基礎体温表に定規をあてて見て下さい。そうすると低温期と高温期に分ける事のできる線が見つかるはずです。その線を境に低温期と高温期の変動が確認できるでしょう。

正常と判断できる基礎体温の特徴

正常と診断できる基礎体温は低温期と高温期を綺麗に繰り返します。

女性の体が健康で何のストレスも影響していなければ月経のスタートから排卵日までは低温期が続く14日間になります。この低温期の最後に排卵期を迎え、徐々に高温期が続く14日間となるのです。低温期14日間、高温期14日間の28日間周期となります。

このようにピッタリの期間ではなく、多少のズレがあったとしても波形がパターン的に合っていれば問題はありません。

体の変化・問題が考えられる基礎体温の特徴

基礎体温をつけ始めると女性の体は高温期と低温期の二相性を保っている事が分かる様になります。 もし体の変化や問題などが生じれば、正常な体温変化が確認できないケースがあります。

以下にあげるのはそのいくつかの代表例になります。

例①「妊娠の可能性が高いパターン」

黄体ホルモンの持続、すなわち高温期は通常14日程度です。その高温期が21日以上継続すれば妊娠の可能性が高くなります。産婦人科を受診して妊娠の有無を確認しましょう。もし妊娠をしていれば胎児の器官形成の大事な時期に相当しますので、高体温が継続している時点で器官形成に影響を与え兼ねない薬などを安易に飲用するのは避けましょう。

例②「無排卵性月経の可能性が高いパターン」

月経は通常通りあるのに基礎体温で高温期が認められないケースは無排卵月経が考えられます。必ずしも月経があるから排卵があると安心してはいけません。気づかないでいると不妊の原因になります。しかし女性の体はストレスや疲労に敏感で、正常な人でも無排卵月経になる事は珍しくありません。その後3ヶ月間の基礎体温を測り、高温期が認められれば問題はないでしょう。

例③「卵子の発育が未熟な可能性の高いパターン」

高温期のジグザグがはっきりと認められる場合や高温期が10日未満の場合は卵子の発育が未熟な可能性が高いため不妊の原因となります。卵胞は20ミリ以上の大きさがないと未熟な卵子が育ったり、無排卵だったりします。このような症状を黄体機能不全とも呼び黄体ホルモンがスムーズに分泌されていないことを意味します。婦人科では超音波エコー検査による卵胞の大きさ確認や卵胞を育てるための女性ホルモン投与などが施されるでしょう。

まとめ

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女性ホルモンの変化や異変をある程度、私たちでも予測できるのが基礎体温です。女性ホルモンが何らかの理由で乱れてしまうと、生理不順が生じたり、無排卵などの不妊につながる可能性もあります。基礎体温の計測を毎朝することで、自分の健康をチェック。習慣づけていきたいですね。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

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更新日:2017年8月18日

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