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【医師監修】妊娠後期のおりものは色やにおいが変わる? 変化や特徴まとめ

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おなかも大きくなり、出産が近づく妊娠後期。このころになると、おりものの変化に悩む妊婦さんも増えてきます。おりものは、体の変化をみるバロメーターでもあります。日頃から気をつけるようにしてみましょう。

この記事の監修ドクター

産婦人科医巷岡彩子先生 産婦人科専門医、医学博士。都内の大学病院やクリニックでの勤務を経て、現在、不妊治療専門の産婦人科クリニックにて勤務。 ママドクターとして育児や家事と仕事を両立しながら活躍中。 女医プラス所属

おりものとは

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「おりもの」というと、マイナスのイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?おりものは生理的なホルモンの変化や感染などにより、色やにおい、量が変わり、体調の変化を知らせてくれる大切なものです。

おりものの成分

おりものは、子宮や膣からの分泌液、剥がれ落ちた古い細胞などが混ざってできています。別名、こしけ、帯下(たいげ)とも呼ばれています。文字通り、おりものとは女性の体の中から”おりてくるもの”なのですね。

おりものの役割

下着が汚れたり、匂いがあったり、あまり良い印象はもたれない事も多いですが、大事な役割を担っています。

・自浄作用 通常おりものは透明か白色で、少し酸っぱいニオイがします。健康な女性では、乳酸桿菌という善玉菌が乳酸を作り、pH4.5~5.0の弱酸性に保たれているためです。この酸性環境が、外からの病原菌や雑菌の混入や増殖を防いでくれているのです。

・受精をサポート 排卵日の少し前から、透明の粘り気のある透明のおりもの(子宮頸管粘液)が増えます。これが精子の運動を促し、卵子の待つ卵管内へと精子の移動を助けています。自然妊娠のためには、この子宮頸管粘液が必要不可欠なのです。

妊娠後期に変化する理由

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女性ホルモン分泌量の増加

おりものの分泌量というのは、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量で変わってきます。妊娠後期に女性ホルモンの分泌量が増えると共におりものの分泌量も増え、においや色に変化が出てくることがあります。

赤ちゃんが出てくる手助け

妊娠後期、特にお産間近になると、粘り気のあるおりものがさらに増えてきます。赤ちゃんが産道を通って、外に出てきやすくするように、潤滑剤の役割を担っているのです。

妊娠後期のおりものの特徴4つ

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①量が多くなり、かたまりが出る

出産が近づくと、ドロッとしていたおりものが、かたまりで出てくることもあります。このようなおりものが出たら、出産が近づいて来たかな…と心の準備をしておくといいかもしれませんね。

②色が変わる

妊娠後期になるとおりものは色味が濃くなる傾向があります。色が濃くなるのは黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌に伴う変化でもあります。かゆみや痛みなど伴わなければ、問題はありません。心配な場合は健診時にたずねましょう。

③においが強くなる

個人差はありますが、臨月になると生臭いにおい、甘酸っぱいにおい、鼻につくようなにおいなど、臭いがきつくなる場合もあります。痒みや痛みを伴う場合などは、性感染症やカンジダの可能性もありますので、相談するようにしましょう。

④水っぽくなるor粘り気が出る

おりものシートがびっしょりになるほど、水っぽいおりものが出てくることもあれば、粘り気のあるおりもの(ゼリー状)が出ることもあります。水っぽくて量が多い場合は破水の可能性もありますので、注意してみましょう。おりものに粘り気が出てきたら、お産が近いしるしともいわれます。

こんなときは異常!6つの症状

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異常のある可能性のあるおりものの、特徴や症状をご紹介します。当てはまるものがあれば、受診する(病院に電話で確認する)ようにしましょう。

①【カンジダ膣炎】ポロポロした固形のおりもの

痒みや、痛みがあり、おりものがポロポロとしていたら、カンジダ膣炎にかかっている可能性があります。下記のような症状がないかチェックしてみましょう。

・カッテージチーズのようなポロポロとしたおりもの ・ヨーグルトのようにドロッとしたおりもの ・チーズのようなにおいがある ・量が多い

デリケートゾーンの症状 ・強いかゆみがある ・熱を持つ ・赤く腫れる、かぶれる

いくつか当てはまる場合は、カンジタ膣炎にかかっている可能性があります。免疫力の下がっている妊婦さんはカンジダ膣炎にかかりやすく、珍しい病気ではありません。完治せず出産を迎えると、産道から赤ちゃんに感染し、皮膚炎や鵞口瘡を引き起こす可能性もあります。投薬などで症状は改善しますので相談しましょう。

②【トリコモナス膣炎】黄色みのある泡立ったおりもの

黄色みがかった泡立ったおりものが出てきたら、トリコモナス膣炎の症状かもしれません。トリコモナス膣炎は小さな原虫が原因で起こります。性行為でも感染しますが、共同のトイレやお風呂などからも感染します。妊娠中は免疫力が低下していることから、感染しやすいとされています。

・黄色みがかったおりもの ・細かく泡立ったおりもの ・強いかゆみや熱をもつ ・排尿時の不快感や痛みがある

トリコモナス膣炎は前期破水の原因にもなりますし、感染が完治せずに出産をすると、赤ちゃんに産道感染する可能性もあります。感染が判明した場合は、完治するまで投薬治療を続けましょう。

③【細菌性膣症】魚の腐ったようなにおいがするおりもの

膣内の常在菌(ブドウ球菌、大腸菌、連鎖球菌など)が妊娠中の免疫力の低下などにより、異常に繁殖することから起こる病態を細菌性膣症といいます。

・魚の腐ったようなにおいのおりもの ・灰色っぽいおりもの ・量が多い

このような症状が見られたら細菌性膣症の可能性があります。前期破水や、早産の原因となることがありますので、膣剤での治療をお勧めします。

④【おしるし】血が混じったおりもの

妊娠後期、特に臨月ごろになるとおりものに血液が混じることがあります。いわゆる「おしるし」です。おしるしは、赤ちゃんを包んでいる卵膜がはがれることで起こり、お産の準備が始まっている証拠です。一般的なおしるしは、おりものに茶褐色や薄いピンク、少量の鮮血が混じっている程度ですが、個人差があり、ナプキンいっぱいになるくらいの量が出る人もいます。

⑤【不正出血】

血液混じりのおりものが長い間続く場合、出血量が多く止まらない場合は、病院に連絡をして指示を仰ぎましょう。内診時に使った器具などにより、出血している可能性もありますし、前置胎盤、胎盤早期剥離などの危険な病気が原因の可能性もあります。

⑥【破水】尿漏れと間違いやすい

赤ちゃんを包んでいる羊膜が破れ、中の羊水が流れ出てくることを破水といいます。破水の量は卵膜が敗れた場所が子宮口に近いかどうかで異なり、大量に出てくる場合もあれば、少しずつ流れ出ることもあります。

以下のような症状の場合は破水の可能性があります。産院に電話をして指示を仰いでください。

・安静にしていても流れ出てくる ・無色透明や、少し血の混ざったようなピンク色(おしるし)をしている ・甘酸っぱいにおい、生臭い特有のにおいがする ・粘り気がなく水っぽくさらさらしている

また破水を疑う場合は、感染症予防のため、入浴しないようにしましょう。

まとめ

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いかがでしたか?妊娠後期は赤ちゃんに会えるのももうすぐ、それでも油断は禁物ですね。おりものに気になる点ががあれば、恥ずかしがらずに医師に相談してください。ショーツにおりものがついてしまい、気になる方はおりものシートなどを使ってこまめにとりかえましょう。また、むれてかゆみなどを引き起こさないようにするためにも、コットン100%のショーツを使用することをお勧めします。私たちの体の声でもあるおりもの、上手に付き合って変化に気づいてあげてくださいね。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

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更新日:2017年1月31日

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